2012年12月29日土曜日

今年も一年ありがとうございました

本日当社は仕事納めとなります。


今年もお客様やお取引先はじめ様々な方々に支えられて、無事に一年を終わることができました。

特に、今年は主力製品であったTVボードの販売が激減。パナソニック、シャープなどの大企業をも襲ったテレビ不況は、我々家具製造業も大きな影響を受け、その減少分をどのように補っていくのかに苦心した一年でした。

そんな中で非常に好調に推移したのがOEM部門でした。OEM部門ではブランド家具の製造を請け負わさせていただいてますが、特に住宅メーカーとコラボされているブランドが絶好調。おかげ様で、当社としてもTVボード不振のなか、本当に大きく助けていただきました。

また、夏より取り組みさせていただいているTIME&STYLEハウスストレージも、いよいよいろんな物件が決まってきています。こちらは今後とても楽しみです。


来年は、特にインターネット部門を拡充し伸ばしたいと考えています。様々な外部企業とのコラボレーションをすでに水面下で進めていますが、直営ショップ「コンフォートスタイル」は、家具屋からライフスタイルショップへと脱皮させます。家具に関わらず、生活の中で幸せになれるものを取り揃え、普段から暇な時間があればちょっとアクセスしてもらえるような、そんなショップへと進化させるつもりです。

また、当社のフラッグシップである「Bridge」ブランドについては、製造キャパの問題で今年はまったく新しいことができませんでしたが、来年はこちらもコラボレーションにより新たな動きを考えています。

年明け早々には、大川家具新春展にて九州産業大学と進めてきた産学連携商品開発事業「私の部屋づくり」の発表。4月には国産材プロジェクト「九・木・具」の発表と大川家具工業会の委員長としての仕事も目白押しです。


プライベートでは、今年は東京マラソン、下関海響マラソンと2つのフルマラソンと宮崎シーガイアトライアスロンに挑戦しました。来年は、2つのフルマラソンと3つトライアスロンの大会に出るつもりです。


こうやって書いてると、来年に向けていっぱいやる気も湧いてきました!休暇中、来年に向けての計画をさらにいっぱい練って、また来年も頑張っていきたいと思います!


それでは、よいお年を!




2012年11月27日火曜日

ソファを作ってます

現在、当社ではWebショップ「コンフォートスタイル」のオリジナルソファを開発しています。

ただし、当社の工場ではソファを作ることはできません。そのためデザインや企画は当社で進め、今回は品質やコスト面を考慮し大分県の日田市にある工場に製作を依頼しました。

日田市は九州一の大河である筑後川の上流に位置し、大川は筑後川が有明海に流れ込む最下流に位置します。昔は日田の良質な杉材が筑後川によって大川に運ばれ、大川の木工産業が発展してきたという縁の深い街なんです。

デザインは当社が10年来一緒に取り組んでいる契約デザイナーの下田氏にお願いしました。工場との数度の打ち合わせから、いよいよ試作が仕上がったということで、下田デザイナーとともに工場へお邪魔してきました。


デザインはほぼお願いした通り!とてもカッコイイです。
しかし、ソファは何と言っても座り心地・・・

形状がはっきりしているデザインなので、少し固めの座り心地に仕上がってるんじゃないかと予想していましたが、実際に座ってみると思ってたよりずっと柔らかく抜群の座り心地に仕上がってました。これなら長時間座っていても疲れないかな。

が、背もたれ部分の形状に若干の違和感を感じました。背の当たる位置がわずかに高いんです。そこで、工場の開発担当の後藤氏と3人で、あーでもない、こーでもないとやりながら形状を変更することに。

その場で張り地をはがし、ウレタンを足して若干肉付けしていきます。その場で進むので話が早い!そして、形状を変更した後、もう一度座ってみると背もたれがきちんと腰をサポートしてくれて、格段に座り心地がよくなりました。その他、細部について若干の変更を依頼し、この日の打合せは終了。あとは、張り地を選べば、まもなく完成です!


こちらの後藤氏は生粋の職人肌。会話の中で、我々のように実際に工場に来て、確認しながら開発を進めてもらうとありがたいと言ってました。(我々もものつくりの工場ですから当然ですが。)ただ、中には電話だけで適当にやっといてという依頼もあるらしく、そういう仕事は受けたくないと。そんな会話からも、一緒に仕事がしたい信頼できる職人だと感じました。




2012年11月17日土曜日

ジーンズの聖地へ

国産ジーンズの聖地と言えば岡山県倉敷市の児島地区。

一昨日、大川家具のブランディングを進めていくために、
この児島地区に集積した国産ジーンズの産地の取り組みを
学びに行ってきました。

児島のデニムといえば、世界中のアパレル関係者に知れ渡っています。

その中でも、特に先頭を走られている桃太郎ジーンズの
藍布屋 眞鍋社長にたっぷりとお話しをお伺いすることができました。




ジーンズストリートを立ち上げ、産業観光としても結果を残しつつ
ある児島ジーンズの取り組みは、とても参考になるお話ばかりでした。




国内の地場産業は、大川も含めどこもとても苦戦しています。

ただ、こうやって頑張っている産地を見ると、日本製の誇りを持って
しっかししたものつくりをやり、その良さをきちんと知らせていく努力を
している。

大川も、全国の方々に大川家具といえば安心していただけるような
そんな地域ブランドにしていかなければなりません。




2012年11月13日火曜日

国産材プロジェクト

国産材を使うには


日本の山林には、戦後スギやヒノキといった針葉樹を中心に植林が進められてきました。山間部で森林を遠目に見れば、人工林の多さがよく分かると思います。針葉樹は主に建築材として使われてきました。

しかし、それから数十年の月日が経ちグローバル化が進んだ現在、安価な木材が海外から輸入されるようになり、国内の木材は価格競争にさらされています。その結果、伐採してもコストが合わないということで、ほったらかしの状態の森林がどんどん増えています。

きちんと管理されていない森林は荒れてしまいます。きちんと間伐されていない森林では、木の生育も悪く、細長い使えない木の森になってしまいます。そして、荒れ果てた森で今もっとも問題になっているのが花粉ではないでしょうか。

木を伐採することを自然破壊のように考える方もいらっしゃいます。ですが、必要なことは持続的な生育サイクルが保たれているかということです。自分の代で植林しても、その木が成長して使えるのは孫の代です。つまり、林業がビジネスとして成り立つようにしなければ、これから先も日本の山は荒れ果て、花粉症は国民病となってしまいます。


我々の工場がある福岡県大川市は日本一の家具の生産地です。だからこそ、国産の木材を使っていくことで、日本の林業を守りたい。日本の森林を守りたい。そんな思いから、この度「国産材を使った家具開発のプロジェクト」が立ち上がりました。そして、僕がこのプロジェクトリーダーを努めます。

ただ、国産材のほとんどが建築用途向けの針葉樹なため、実際の家具材として使用するには柔らかく、また反りや割れ、傷つきやすいなど数多くの問題をクリアしなければなりません。これから始まっていくこのプロジェクトの模様も、このブログなどで紹介していければと思っています。





2012年11月8日木曜日

産学連携プロジェクト

以前にもブログに書いていた九州産業大学との産学連携商品開発プロジェクト。

僕はこのプロジェクトを進めている大川家具工業会の開発委員長を努めています。


プロジェクトのスタートから半年が経ち、何度もデザインを修正してもらい、

ようやく製作企業とのマッチングにたどり着きました。


そのマッチング作業を先日行いましたが、まずは学生たちがあらためて

プロジェクターや模型を使ってプレゼンしました。


そこから製作するデザインの選定、製作企業の決定と進めました。




正直なところ、製作企業がちゃんと手を挙げてくれるのか、

逆に一部のデザインに製作企業が集中して揉めてしまったらどうしようと、

責任者としてはとても心配でしたが、なんとかスムーズにいきホッとしました。


もちろん当社も一部のデザインを製作します。

ここからは、製作企業と学生とが一緒になって、さらに製品としてブラッシュアップ

させていきます。


製品の発表は1月。

当社が進めていくデザインについては、これからまたこのブログやホームページ上で

紹介していきたいと思います。





2012年11月6日火曜日

下関海響マラソン参戦記

以前、下関海響マラソンにエントリーする時にブログアップしてましたが、
一昨日、いよいよ今シーズン最初のレースとしてその下関を走ってきました。

僕は全国にあるアミノバリューランニングクラブで月2回ほど練習しているんですが、
今回はチームのTシャツにキャップ。
おまけに、今回はアディダスのオレンジのシューズでしたので、全身オレンジの
とても目立つウェア。


今回は、なんと大川および佐賀の仲間約20名での参戦。
朝、スタート地点目の前のホテルにて気合いを入れてます。


で、レースの方はといいますと、僕のパーソナルベストは今年の
東京マラソンで出した3時間51分31秒。
ですが、下関のコースは東京都は比べ物にならないくらいの
アップダウンがあるので、今回の目標はパーソナルベストを更新し
3時間45分。

レース序盤はとても順調でした。30キロまでは、ほぼ3時間30分のペース。
しかし、やっぱりマラソンの神様は簡単には微笑んでくれませんでした・・・

32キロ付近から足が攣りはじめ、35キロからは足がぱったりと動かなくなり、
絶対歩かないと決めていたので歩きこそしませんでしたが、
大幅なペースダウン。
最後はもがきながらゴールへ辿り着きました。

タイムは3時間47分26秒。

目標には届きませんでしたが、とりあえずパーソナルベストです。



ボロボロになりながら走ってる時には、もうしばらくマラソン走りたくないと
思っていたんですが、今シーズンは3時間40分切りを目指しているので
次回、来月開催される防府読売マラソンでリベンジしたいと思ってます。



2012年10月7日日曜日

大川木工まつり

今年も秋の恒例大川木工まつりが10月6,7,8日と開催されています。

春と秋の年2回開催されている木工まつりですが、今年春よりコンフォートスタイルも大川産業会館へ出展を始めました。

今回の当社ブースの様子です。



今回はご来場いただいたお客様に、なんとfacebookページで話題となっている「大川家具かつお」をプレゼント!



これからも、4月、10月に開催される木工まつりには出品してまいりますので、ぜひネットだけでなく実物を見たいという方でお近くの方は、大川木工まつりへおこし下さい。








2012年8月27日月曜日

小澤良介の世界

いわゆるデザイナー家具の分野のネット販売で先頭を突っ走ってる「リグナ」
そのリグナのオーナーが小澤良介氏です。

彼は、あの木村拓哉がインテリア会社の社長を演じた月9ドラマ「月の恋人」のインテリア全般の監修を行い、また実はそのモデルだったと言われてる男です。

その小澤良介氏と、大川のメーカーが昨年コラボして開発したのが「AZ0」というシリーズ。ネオアンティークとも言えるその優雅なデザインが特徴で、TVボードやセンターテーブル、シェルフといったアイテムを当社が製作しています(販売はすべてリグナで行っています)。


この度、8/25(土)~9/4(火)まで、福岡天神大丸にて「JAPAN SENSE」というイベントで小澤良介氏のセレクトしたリグナの製品が展示されています。もちろん、当社が製作している「AZ0」も見ることができます。

会場はエルガーラ2F。なんとフェラガモの真ん前という一等地です。お近くで、お時間があられる方はぜひのぞいてみてください!




2012年8月10日金曜日

今日の工場


現在、第2工場では組み立てのライン付近にホワイトの家具が仕上がりを待っています。

実はこれ、世界的に超有名なファッションデザイナーの自宅新築に伴う造作家具なんです。

公表できないのが残念なんですが、また素晴らしいお仕事をさせていただいてます。




2012年7月24日火曜日

鳥人間コンテスト

今週末、琵琶湖にて開催されるおなじみの鳥人間コンテスト。

今年、この鳥人間に大川を代表して商工会議所青年部のメンバーたちが挑戦します。僕は単なる応援団ですが、ほぼ機体が完成したということで見学に行ってきました!


間近で実物を見ると、想像していた以上に大きい。そして何より美しい機体です。
突き板を使用し、大川の木工技術を使って、強度や軽量化を図っています。


今回のプロジェクトリーダーである酒見椅子の酒見専務。
実は当社がもうすぐ発売する椅子の座面の張りなどをお願いするなど、仕事面でも当社のいいパートナーなんです。


取り付け前の尾翼ですが、軽量化のため建具の組子といぐさを利用しています。
大川の木工、建具、いぐさといった特産技術を集めた、本当に美しい機体です。


他に出場するチームは、長年出場している大学のチームなんかなので、なかなか勝負としては難しいかもしれません。ただ、この美しい機体が空を飛ぶことで、ぜひとも木工の街大川を全国にアピールしてもらいたいと思います。

ちなみにテレビでの放送は8月下旬だそうです。





2012年7月22日日曜日

上海へ

今日は日曜日ですが、第2工場のスタッフは休日出勤してくれてます。その理由は、TIME&STYLE上海ショールーム用の商品が大詰めだからです。製作はほぼ終了しているのですが、何しろ海外へのコンテナ輸送となるため梱包が大変なんです。スタッフ総出で梱包しています。いよいよ明日工場を出荷します。


DELIVER TO SHANGHAI そして MADE IN JAPAN の文字が輝いています。


日本国内の家具産業は、残念ながらほとんど海外輸出ができていません。逆に欧州からの高額なブランド家具やアジアからの安価な家具などの輸入は非常に多く、完全に輸入過多の業界です。今後国内メーカーは海外への輸出を視野に入れなければ生き残りは困難になってくるでしょう。

当社もここ数年、何とか輸出をしたいということでいろいろチャレンジしてきました。中国のインターネットモールタオバオやBuy J .comなどへの出店を模索したり、またアリババ.comへ登録して海外エージェント探しなどをやってまいりました。

しかし、家具という商材ゆえにネット直販では輸送がネックに、またなかなか信頼できるエージェントと結びつくというのも難しく、具体的に前に進むということができませんでした。


結局、有り難い出会いもあり、当社が選んだ方向は、日本を代表するブランドTIME&STYLEの製造を請け負うことで、当社が作った製品を海外へ送り出すことでした。来月末に上海ショールームがオープンしますが、とにかくこれで当社が作った製品が海外へ送り出される足がかりができました。

もちろん、いつかは自社のブランドで海外へ出ていきたいという思いは持っていますが、まずは当社が作った製品のクオリティが、MADE IN JAPAN として通用すること。海外でも信頼していただける製品を作ることで、TIME&STYLEの海外展開が成功するようお手伝いしていくことが重要だと思っています。



2012年7月17日火曜日

九州北部豪雨被害について

我々の会社があります福岡県南部筑後地方は、ニュース等で報道されています通り先日からの豪雨により大変な被害が発生しています。

筑後地方でも、大川柳川地区はクリークが発達していて、当社の周囲も多くのクリークが入り組んでいます。大雨の影響で、これまで見たことが無いほどにクリークが増水し、一部では田植えが終わって間もない田んぼとクリークの境がまったく分からないほどでした。さすがに、これ以上増水すれば、当社の工場も浸水による被害を受けてしまうと本当にヒヤヒヤしました。

が、幸いにも、当社は本社工場はまったく被害はなく、また第2工場はダクトから入り込んできた雨水で一部の床に水がたまった程度で、ほぼ被害を受けずにすみました。

しかしながら、大川市の隣、柳川市では矢部川の堤防が決壊し床下、床上浸水の被害が出ていて、当社のスタッフの中にも自宅に帰れないものも出ました。

また、筑後川の上流にあたる日田市や、星野村、そして阿蘇地方には甚大な被害が出ているようです。特に、日田市には多くの木工関係の工場もあるので、それらが無事だったのかがとても気になります。

被災された方々の、少しでも早い復旧をお祈り申し上げます。




2012年7月10日火曜日

ボロボロだった初トライアスロン


一昨日42歳の誕生日に初めてトライアスロンオリンピックディスタンスにチャレンジしました。場所は宮崎シーガイア。最高の天気の中での大会でした。が、結果はボロボロ。原因は最初の種目スイム。プールでの練習では十分距離をこなせていたのですが、事前の海での練習が大雨でできなくて海で泳ぐのはぶっつけ本番。海水浴なんかで海を泳ぐと魚の姿なんかが見えたりしますが、昨日は大雨の影響で海が濁ってて前がまったく見えない。スタート直後のバトルもあって、本当にパニックになってしまいました。200mでリタイアしようかと思ったくらい。メンタルが影響して判断力が落ちて、恐怖感からかクロールが続かない。立ち泳ぎになってしまって体力ばかりが消耗するという負のスパイラルに陥りました。自分を取り戻すことができたのは1kmを過ぎてくらいからでした。本当に怖かった・・・

なんとか泳ぎきって後ろを見ると、参加者は600人くらいなのにわずか10人くらいしかいない・・・もう、ほとんどドンケツ状態です。無駄な体力ばかり使ってしまったんで、トランジッションに走ることすらおぼつかない。が、バイクをスタートさせると徐々に自分のレース感覚が戻ってきて、ドンケツからですからどんどん抜いていきます。抜きまくっていくのは気持ちよかった!有料道路の長~い直線は向かい風では27km~28kmくらいでしたが、折り返して追い風になると37~38kmで飛ばしました!たぶん100台以上は抜いたんじゃないかな。

が、ランに入ると、スイムで体力を消耗した影響が・・・ランは得意なはずなのに、まったく足が前に出ない。なんとか走りきったものの、一応目標にしていた3時間には大きく届かず3時間15分20秒。まあ、あのスイムの状況からすると、完走しただけでもましですが。

課題としては、とにかくオープンウォーターで泳ぐことに慣れること。これにつきる。いろんな練習会に積極的に参加して、今回感じた恐怖感を克服しないとトラウマになってしまいそうです。それから、バイクの直後にランという練習をやること。今回は走りはじめたら、いきなり太ももがつっちゃったんで。まあ、今後に向けて課題ばかりの初挑戦でしたが、次回のチャレンジに向けてまた練習していこうと思ってます。








2012年7月2日月曜日

学生からの開発プレゼン

1カ月ほど前からスタートしている大川家具工業会と九州産業大学プロダクトデザインのゼミとの
産学連携商品開発事業。

前回の第1回目の会議では大まかなテーマとして、ファーストファニチャー、セカンドファニチャー、サードファニチャーの3つを決めていました。

そして、今回はいよいよそのテーマにそって、学生たちからプランのプレゼンが行われました。



正直言って、プレゼンを受けるまでは楽しみな半面、とても不安。
まったく的外れなプランが出てきたらどうしようと・・・

が、なかなか面白いプランが出てきて、何とか先に進めそうでホッとしました。

それから、学生たちが収納について考える時、普段我々が想定しているようなものと
かなり違う点もあり、そういう点ではかなり気付きの多いプレゼンでした。

まだまだ、ようやくスタートしたばかり。
今後、どう商品化し、どう流通させるのかを、学生たちと考えていきます。


2012年6月14日木曜日

西日本新聞に!

先月よりスタートした大川家具工業会と九州産業大学の産学連携の商品開発事業が、西日本新聞に取り上げられました。

僕のコメントも多く載せていただいています。

本来、ブランディングとは各企業が行っていくこと。そしてその集合体が地域ブランディングとなっていくことが理想だと思います。

しかし、これだけの産地を守っていくためにはもう時間が限られている。だから、大川全体としてのブランディングをやらなければならない。

全国の消費者が、「大川家具なら安心!」と思っていただけるように・・・




2012年6月11日月曜日

ハラハラ展

昨日の日曜日は、当社がデザインをお願いしている
原デザイナーの展示会に行ってきました。

家具をはじめとしたデザイナーの原さんと、
陶器職人の上原氏のコラボレーション「ハラハラ展」



会場は、福岡市城南区にある設計事務所オリハウス。

すごくいい空間です。



素敵な中庭があって、そこにも陶器の展示が。



素敵な空間と 素敵な家具と 素敵な陶器

のんびりとした時間が流れていました。



そんな原デザイナーと開発した商品はコチラ







2012年6月5日火曜日

Googleに行ってきました!

今日は、地元の取引金融機関である大川信用金庫の若手経営者勉強会「しんきんニューリーダーズクラブ」の視察研修会で東京に来ています。

午前中は、大田区の町工場などを見学。そして、午後は今回のメイン、六本木ヒルズ森タワー内にある、あのGoogleを訪問しました。


ミーティングルームに案内される時、入口にかかっていた暖簾です。
えっ、、、まさか社員のためのお風呂まであるのか?

おそるおそる中に入ると、


ここ、ミーティングルームの入口です。
実際に、奥の「ゆ」って書いてある所でミーティングが行われました。

洗い場に模した鏡はディスプレイになってます。
富士山の絵は、本当の銭湯の絵師に描いてもらったそう・・・


で、洗い場の椅子にも、温泉マーク入りのGoogleロゴ。


オフィスも見学させてもらいましたが、そちらはさすがに写真NG。
ただ、入った瞬間から、ここはテーマパークなのか?っていうくらいの自由な空間。遊び心満載!

外を見れば、26階からの絶景。


もちろん、Googleを今以上に使いこなすためのレクチャーも受けたし、テクニカルな質問にも答えていただき、多くのものを得ることができましたが、なによりそのワークスタイル。楽しみながら仕事をするということ。そして、その環境作りにはとても学ばさせてもらいました。


もちろん、真似することはとてもできませんが、そのエッセンスを少しでも取り入れて、楽しく働ける環境を作りたいなあと思いました。


僕自身が楽しく仕事するためにも・・・






2012年6月1日金曜日

社長tv収録

昨日は福岡の社長tvの収録が行われました。

福岡の社長tvとは、今日の福岡を牽引するリーダーの生き様を番組化し、次世代を担う学生や起業家に生きるヒントと学びを与える為に構築された日本最大級の経営者ウェブ番組。取り上げていただくだけでもとても光栄です。


僕自身の収録はインタービュー形式で約2時間行われました。

さすがプロのインタビューアーだけあって、上手にこちらの考えを引きだしてくれます。おかげで、ほとんど緊張することなく収録が進みました。



日頃考えている会社のこと、大川のことなど、いっぱい話をしましたが、10分程度に編集されるのでどんな内容になるのか、楽しみでもあり、ちょっと心配でもあり・・・(変なこと言ってないかなと)


その後、工場の職人たちの姿も撮影していただきました。


さて、どんな動画が出来上がってくるか。


この動画によって、スタッフにも僕の考えをより理解してほしいし、また今後この動画を見て当社へ入社したいと思ってもらえるような、優秀な人材が集まってくれるための武器になればなあと思ってます。






2012年5月25日金曜日

TIME&STYLEとのプロジェクト



最近ずっとかかりっきりになっていたプロジェクト。
それがTIME&STYLEと進めていたハウスストレージプロジェクト。

TIME&STYLEといえば、東京ミッドタウンや新宿伊勢丹に店舗を持ち
インテリア雑誌にもよく出てくる有名ブランドです。

今回、当社が一緒に進めているのは、住宅やマンションなどの
造り付けの家具をTIME&STYLEブランドで販売。
製造を当社が一手に引き受けます。

TIME&STYLEからお話しをいただいた時、最近のビルトイン家具は
プリント系ばかりで本物の素材を使わなくなってしまっている。
だから、本物の素材できちんとお客様に提案できるビルトイン家具を
やりたいという強い思いを社長からいただきました。

その思いは、日頃僕が感じていることとも合致し、またこの社長となら
やっていけるという共感と縁を感じることができました。


そして、いよいよ今日、東京青山の根津美術館横に、
TIME&STYLE HOUSE STORAGEがオープンし、僕もレセプションに
参加してきました。





とにかく、ひっきりなしのお客さまで、空調が間に合わず暑い・・・



金具なども、非常に特殊な動きをする金具を多用しているので、
デベロッパーさんでもその動き方に驚かれます。


このプロジェクト。
青山の次は、秋頃までに上海にショールームをオープンさせます。

当社の製造した家具が、上海で使われる日もそう遠くないかもしれません。





憧れのTIME&STYLEの吉田龍太郎社長と。
かっこいい人です。









2012年5月24日木曜日

初めて盛和塾へ参加!

おはようございます。

昨日は初めて盛和塾へ参加してきました。


盛和塾とは、京セラやKDDIを起業し優良企業に育てあげ、

現在はJALの立て直しを行っている稲盛和夫塾長の経営思想を学ぶ勉強会です。


ずっと以前から誘われてはいたんですが、

会社のことだけでなく、大川家具工業会での仕事などもあって

なかなか時間を作ることが難しいなと思っていました。


それなのに、今回盛和塾への入塾を決めたのは、

やはりあのJALの立て直しに塾長がほぼ成功しているからです。


JALと言えば「沈まぬ太陽」

あの小説を読んだ時、映画を見た時、深い深い問題の根を抱えているJALは

いくら稲盛さんでも立て直すのは無理だろうと・・・  しかし・・・


経営者の思想、哲学(フィロソフィー)がいかに大切か。

それを今なら生の塾長の言葉で聞くことができるのが盛和塾。


昨日参加してきたのは、佐賀支部での自主勉強会でしたが

参加している経営者たちが熱い・・・


思いは負けてないつもりですが、僕はそういうのを表に出すのが苦手なので

ある意味すごくいい刺激を受けました。


近いうちに、稲盛塾長に会いに行きたいと思います!







2012年5月21日月曜日

下関海響マラソンへエントリー

今日は仕事の話ではなく、プライベートの趣味について。

実は僕の趣味の一つがランニング。

高校時代は陸上部の長距離ランナーでしたがそれから20年。
全く運動してなかった僕の身体はお腹ポッコリ状態に・・・

2年前に下関海響マラソンへ一緒に出ようと友人から誘われて走り始めました。


下の写真は昨年の下関でのゴールです。


昨年は、8月に大きな病気をしてしまい2カ月にわたる闘病生活を送りました。
その直後の11月に出場したフルマラソン。

タイムこそ5時間00分58秒でしたが、何しろ病気を克服できた喜びでのガッツポーズでした。



そして、今年2月の東京マラソンにも運よく当選しましたので出場しました。


銀座を走り抜ける僕です。
この時は4時間切りが目標。見事3時間51分31秒でサブフォーを達成しました!



そして、いよいよ今日から、今年11月の下関海響マラソンへのエントリーが始まったので早速エントリー。

3度目の下関は陸連登録選手として3時間40分を目指します!



Keep Running!





2012年5月19日土曜日

産学連携プロジェクトスタート!



いよいよ、大川家具工業会と九州産業大学芸術学部プロダクトデザインの研究室との産学連携商品開発プロジェクトがスタートしました。

僕は大川家具工業会の開発委員長として、このプロジェクトの大川のリーダーを務めます。なにしろ、僕も大学と一緒になって商品を開発していくということは初めて。まったく手探り状態なので、ここ数日はどうなるものかとちょっと不安でした・・・

今回は僕たち大川のメンバー10名が大学へ伺いましたが、待ちうけた学生たちを見てびっくり。教授からは女性も数名はメンバーに入れると聞いていたのですが、学生メンバー15名中10名が女性。女性目線を中心にした開発というのは、とてもいいことかも。


意見交換の後、教授からの今後の方向性についての提案がありました。

一企業の経営者としてはもっともであるし、すぐにでも決断できるような内容の提案だったんですが、今回は工業会としてのプロジェクト。当社だけという訳にはいかず、各社が参加しやすいように、さらに全体の利益になるようにしなければならない・・・


少々悩みましたが、大川メンバーで知恵を出し合った結果、とても面白くなりそうな方向性を決めることができました。正直、とてもホッとしました。

というか、方向性が決まったことですごくウキウキしてきました。どんなものが生まれてくるか、すごく楽しみです!


製品の発表は来年の1月の予定です。

その過程なんかもブログで紹介していけたらと思います!







2012年5月18日金曜日

イケアに行ってきました



明日は九州産業大学の学生たちと産学連携商品開発事業の最初のミーティングです。

それまでにイケアを見ておくように学生たちに言ってたんですが、オープンして間もない
福岡店はちょっと前まですごい人でしたので、実はまだ僕も行ってませんでした・・・

もちろん船橋のお店には何度も見学に行ったことはあるんですが、明日のミーティングが
かみ合わないとまずいので、急遽久しぶりのイケアに行ってきました。


しかし、オープンから1カ月後の平日なのに、やっぱりお客様が多い。
すごいですね。

ルーム提案などイケア流の見せ方はやっぱり上手い。
全体が北欧デザインで統一されてるので、全体として見え方がいい。
家具屋は夢を売る商売だなとあらためて感じます。

そして、その圧倒的な商品数と、価格の安さは太刀打ちできません・・・


ただ、商品については、フィロソフィーがかなり異なりますね。

例えば、最近流行りのプッシュラッチをつけた商品が多かったんですが、
当社でプッシュラッチを使う時には、必ず扉や引出しをインセットにします。
インセットというのは、扉や引出しが天板や側板の内側に来る構造です。

しかし、オフセットの商品にもプッシュラッチが多く使われていました。
プッシュラッチは一旦内側に押し込むスペースが必要なため、オフセットだと
どうしても隙間ができ、ホコリや虫が侵入してしまいます。

そのあたりが、あれだけ大きな会社の商品開発としてOKなのかな?と
ちょっと疑問に思いました。

その他にも、我々製造しているものから見ると、どうしても素材の使い方や
細部の仕上げに?と思う点も少なくありませんでした。

とは言っても、歴然とした価格の差がありますからね・・・


要は、我々は国産メーカーとして、イケアの商品の何倍もする価格でも
満足していただける商品を作らなければならないってことですね。

そして、お客様が夢をもって見ていただけるようなショップ作りが大切だなと
あらためて感じました。


明日は、学生たちとのミーティングです。

イケアの家具にあって大川家具に無いもの。
大川家具にあってイケアの家具にないもの。

彼らの視点からどう見えたのか?
とても楽しみです!




2012年5月15日火曜日

豊後大野へ

本社工場長のお母様がお亡くなりになったので、お通夜に参列してきました。

が、工場長の実家は大分県の豊後大野市。
久住と阿蘇と祖母山系に囲まれた自然豊かなところ。遠かった~

工場長は先代からの右腕です。
先代の右腕と、僕のような2代目はうまくいかないといったことをよく聞きますが
うちの工場長は、僕のことを信頼してくれてて、また僕も全幅の信頼を寄せている
2代続いての右腕。

当社のこれまでの発展に欠かせない人です。




豊後大野は竹田の先。
この辺りはほとんど行ったことがない場所。

ちょっと早く到着しそうだったので、
あの滝廉太郎の「荒城の月」の舞台、岡城址に寄ってきました。

どんよりしていた天気がちょうど晴れてきて、すばらしい眺めでした。





2012年5月12日土曜日

大川家具工業会 事業方針発表会




昨日は(協)大川家具工業会の第50期事業方針発表会でした。
工業会は5月より新しい期がスタートします。

この度、僕は開発委員長という役を仰せつかりました。

市長や市議会議員、各団体の代表など多くの来賓、さらに大川を支える組合企業の多くの経営者を前に、委員会が行っていく事業計画の説明をさせていただきました。


委員会では、商品、人材開発、産地開発を軸に事業を行います。

1.産学連携商品開発事業
2.大川ブランディング調査事業
3.視察調査事業
4.講演会の開催
5.大川コンシェルジュ事業


しかし、この委員会は今年初めてできた委員会で、まったく前例のない事業ばかりを行っていきます。そのため、具体的な部分はまったくの手探りでやっていかなければなりません。

うまくやっていけるのか不安もありますが、担当の副理事長や、副委員長には信頼できる先輩のサポートがあるので、前例が無いからこそ思い切り自由にやりたいなと思っています。

まずは、この臨時総会で事業計画、予算を無事に承認していただきましたので、あとは一歩一歩進めていくだけです。


とにかく、どんどん走りながら考え行動したいと思います!






2012年5月10日木曜日

今日の工場

現在、当社第2工場は、今回初めて取り組みさせていただいている

取引先のビルトイン収納シリーズの製作にかかりっきりです。





今月末には、東京青山の根津美術館横にショールームがオープンするので

間に合わせるために突貫作業が続いています。


一昨日から先方の開発スタッフも工場入りしてますが、直前の仕様変更の

要望など、なかなか大変です。


家具業界は海外からの安価な輸入品に押され、とても厳しい状況にありますが

このプロジェクトは、当社が今回出会うことができたすばらしいパートナーとともに

逆に海外への展開も視野に入れているものです。


そのためにも、この最初の製品が重要です。

みんな、大変だと思うけど頑張って!



今日のお昼は、東京から来ている先方の開発スタッフと、柳川でウナギの

特せいろを食べてきました!



美味かった!



社長ブログ 始めます

こんにちは。
有限会社 生松工芸 代表取締役の石山です。


5月より大川家具工業会は50期がスタートしました。
それに伴い、僕は開発委員会の委員長というポジションに抜擢していただきました。

今後、委員会では九州産業大学との産学連携による商品開発や
大川ブランディング調査事業、大川コンシェルジュ事業などを進めていきます。

もちろん、生松工芸の日々の事なども含めて、社長としての立場でのブログを
綴っていきたいと思っています。



昨日は、夜19:00より工業会開発委員会、20:00より工業会青年部の会議。
様々な事業が一気にスタートしていきますので打合せが大変です。

が、この大川が良くなるため、発展していくために微力ながら頑張っていきたい
と思っています。